ミラーリングからコンピューターへの接続まで、Oculus for Businessのさまざまな機能の使い方について説明します。
ジェスチャーコントロールは、Oculus Touchコントローラーの代わりに自分の手を使ってVR空間内の操作を行うことができる機能です。ジェスチャーコントロールを有効にしたヘッドセットでは、搭載されたカメラによって手の位置と向きが検出されます。
現在、この機能はジェスチャーコントロール対応アプリおよびOculusホームでのみご利用いただけます。ジェスチャーコントロールを使用するには、Oculus for Businessの管理者に有効にしてもらう必要があります。また、オペレーティングシステムを最新バージョンにアップデートしておく必要があります。
ジェスチャーコントロールを有効にするには:
デバイスマネージャで、[デバイス管理]をクリックします。
ジェスチャーコントロールを有効にするヘッドセットまたはヘッドセットグループをクリックして、[設定]をクリックします。
[ジェスチャーコントロール]の横にある をクリックして、[オン]を選択します。
[ハンドトラッキングデータ収集]のメッセージの内容を確認して、[承認する]をクリックします。
[保存]をクリックします。
設定が完了したヘッドセットでジェスチャーコントロールを初めて使用する際には、使用手順が表示されます。
ユニバーサルメニューを使用すると、システムの機能を調整したり、シェアツールにアクセスしたり、アプリをすばやく起動したりできます。Oculusボタンを長押しすると、いつでもユニバーサルメニューにアクセスできます。注: ユニバーサルメニューにアクセスするには、ヘッドセットのオペレーティングシステムをバージョン19以降にアップデートする必要があります。
ユニバーサルメニューに含まれている項目:
アプリ: App Libraryに追加されているアプリが表示されます。これらのアプリは管理者が追加し、管理しています。
設定: すべてのシステムレベルの設定がまとめて表示されます。ここで、ボリューム、Wi-Fi、ガーディアン、ナイトディスプレイなどのオプションを設定したり、ビューをリセットしたりできます。
会社のロゴ: これを選択すると、管理者用パネルにアクセスできます。
シェア: これを選択すると、動画を録画したり写真を撮影したりできます。管理者は、別の画面にヘッドセットをミラーリングすることもできます。
ユニバーサルメニューには、ヘッドセットとコントローラーのバッテリー残量、現在時刻、Wi-Fi接続の強度も表示されます。
Oculusブラウザーは、Oculus for Businessヘッドセットでウェブサイトを閲覧するためのアプリケーションです。このアプリはデフォルトでインストールされていますが、使用するにはOculus for Business管理者が有効にし、表示可能にする必要があります。
Oculusブラウザーを有効にするには:
デバイスマネージャで、[デバイス管理]をクリックします。
Oculusブラウザーを追加するヘッドセットまたはヘッドセットグループをクリックして、[アプリ]をクリックします。
[追加]をクリックして、[アプリを選択]ドロップダウンメニューから[Oculusブラウザー]を選択します。
[アプリを追加]をクリックしてから、[保存]をクリックします。
ミラーリングすると、VRに表示されている内容をOculus for Businessヘッドセットから別の画面やデバイスにストリーミングできます。ミラーリングを開始する前に、Oculus for Businessヘッドセットとミラーリング先のデバイスが同じWi-Fiネットワークに接続されていることを確認してください。注: 一部のOculus for Business用アプリでは、ミラーリング機能の利用が許可されません。
ブラウザーへのミラーリング
ヘッドセットをブラウザーにミラーリングするには:
画面下のユニバーサルメニューから、会社のロゴのアイコンを選択します。
管理者の暗証番号を入力します。
ユニバーサルメニューで を選択し、[ミラーリング]を選択します。
[ブラウザー]を選択します。
ミラーリング先のデバイスでGoogle ChromeまたはMicrosoft Edgeからocul.us/castに移動し、ヘッドセットからミラーリングコードを入力します。
ヘッドセットの[ミラーリングを開始しました]画面で[閉じる]を選択します。
ミラーリングを停止するには、ミラーリング先ブラウザーの左下隅にある[ミラーリングを終了]をクリックします。ヘッドセットからミラーリングを停止することもできます。ユニバーサルメニューの を選択し、[ミラーリング]、[ミラーリングを停止]を順に選択します。
注: ミラーリングはGoogle Chrome v.98.0.4758.101以降でのみサポートされています。
Chromecastで他のデバイスにミラーリングする
Chromecastでヘッドセットを別のデバイスにミラーリングするには:
画面下のユニバーサルメニューから、会社のロゴのアイコンを選択します。
管理者の暗証番号を入力します。
ユニバーサルメニューで を選択し、[ミラーリング]を選択します。
[利用可能なデバイス]のリストからミラーリングしたいデバイスを探して、[次へ]を選択します。
VRのビューの右上にある赤い点は、ミラーリングが開始されていることを示します。
ミラーリングを停止するには:
[シェア]タブを選択してから、[ミラーリング]を選択します。
[ミラーリングを停止]を選択します。
Chromecastデバイスにミラーリングする際は、次の点に注意してください。
ネットワークでP2P接続が許可されている必要があります。
現在、Oculus for Businessヘッドセットによるミラーリングがサポートされているのは次のデバイスのみです。
Google Chromecastの全世代
Google Home Hub
Nvidia ShieldとNvidia Shield TV
Chromecast機能などのスマート機能が内蔵されているテレビはサポート対象になっている場合もありますが、すべてのモデルで互換性が保証されているわけではありません。
Oculus for BusinessヘッドセットとChromecastデバイスがすべて同じWi-Fiネットワークに接続している必要があります。
Chromecastデバイスに表示される内容を管理する場合は、モバイルデバイスにGoogle Homeをインストールし、同じWi-Fiに接続します。
Oculus for Businessヘッドセットのマイクをミュートするには:
Touchコントローラー(右)の を押して、ユニバーサルメニューを表示します。
[設定] > [マイクをミュート]の順に選択します。
Oculus for Businessヘッドセットでスクリーンショットを撮るには:
右Touchコントローラーの を押して、ユニバーサルメニューを表示します。
[シェア] > [写真を撮る]の順に選択します。
VR内で赤い点が点滅します(写真撮影中であることを示しています)。
注: 撮影したスクリーンショットをを見たりシェアするには、ヘッドセットをコンピューターに接続する必要があります。
Oculus Linkでは、高品質のUSB 3ケーブルを使ってOculus Questを互換性のあるWindows PCに接続できます。要件、設定、トラブルシューティングについて、詳しくはOculusサポートサイトをご覧ください。Oculus Linkの使用時には、一部のOculus for Business機能が使えなくなることがあります。
Oculus Linkには、Oculus for Businessエンタープライズソフトウェアではなく消費者向けソフトウェアが必要です。このため、Oculus Linkの使用中はOculus for Businessの一部のセキュリティ機能を利用できなくなります。また、消費者向けソフトウェアは、弊社の消費者向けプライバシーポリシーに従って使用するものとします。Oculusストアで購入したコンテンツは、消費者が使用するためのものです。Oculus for Business製品でサードパーティコンテンツの使用を希望する場合は、商用目的またはビジネス目的で当該コンテンツを使用する許可を、関連するサードパーティから得る必要があります。
Oculus for Businessヘッドセットで初めてガーディアンを設定する場合は、ヘッドセットに表示される指示に従って設定してください。
ガーディアンを使用すると、プレイエリアの端に近づきすぎたときに表示される境界線をVRに作成できます。ガーディアンを設定すると、プレイエリアは、次のサイズのうちのいずれかで表示されます。
最小サイズ未満: プレイエリアが最小サイズ未満の場合とは、プレイエリアが1メートル×1メートル(3フィート×3フィート)の要件を満たしていない状態です。
最小: プレイエリアに必要な最小限のスペースはありますが、アプリケーションによっては、最適な状態で利用するために2メートル×2メートル(6.5フィート×6.5フィート)のスペースが必要となる場合があります。
おすすめ: 歩行モードのアプリに推奨される広さのプレイエリアがあります。プレイエリアには、ガーディアンシステムの設定に必要な6.5フィート×6.5フィート(2メートル×2メートル)またはそれ以上のスペースがあります。
詳細は、次の動画をご覧ください。
注: 特定のアプリに対してガーディアンを無効にすることはできません。必要な場合は、個々のヘッドセットまたはヘッドセットグループ単位で無効にできます。このオプションを利用できる場合、立ってプレイやモバイルエクスペリエンスでガーディアンを無効にすることはおすすめしません。